2017年8月20日日曜日

【新作ツインピークス解説】内藤、次元往来してるってよ

最近、こんなお悩みはございませんか??


ツインピークス新作、
放送されているのに
面白いけど
わけわかんないとか・・・
毎回リンチ監督の荒技で
でぶん投げられてしまうとか・・・



そんなあなたに朗報です!

今日、一生懸命
第5話までの新作ツインピークスの
地図を手書きで
描きましたのでごらんください!


どうでしょう?

この地図を見ながら

1話から5話まで見直せば次元の裂け目がわかりやすい!

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なお、赤いカーテンは次元の境目でして

それをつなぐ「つなぎ目」とか「穴」がそれぞれ

「コンセント」「電話」「ガラスの箱」でございます。

なお、コンセントの出口は
宇宙に浮かんでる分岐器
(裕木奈江さんが操作できるあれです)
で切り替え可能な装置だと思われます。

コンセントこそが
木の枝のように複雑化した
多元的な世界の
道の出口・入口です。

おそらく
リンチ監督の身体観は
ユングのそれに極めて近く
(ユングの身体観:http://riekonaito.blogspot.jp/2013/02/blog-post_23.html

身体と心はたまたまシンクロニシティで一致しているだけ、

という感覚なんだと思います。

つまり、「肉体」に「電気」が通るイメージ。

だから、ツインピークスは
「電気」(ボブが劇場版、コンビニの二階で話していたキーワード)
が重要で、コンセントを通じた「電気」として
魂が次元を往来をしているのがクーパー捜査官。

あのデイヴィッド・ボウイ演じる
「ジェフリーズ捜査官」も、
クーパーも多次元を往来できる捜査官。
(二人とも次元を超える捜査官。時をかける少女が壮大になった感じ)

なんてったって、ディヴィッド・ボウイは宇宙人
(ジギー)だから、外宇宙と往来する役は
彼じゃなきゃできないんだよね

なおディヴィッド・ボウイ=ジギー・スターダスト(宇宙人)の
元ネタについてはこの動画をご参照ください↓


ちなみに!ツインピークス全体の地図は
チベット寺院の絵で解けますが

なぜ?デイヴィッド・ボウイだけが
地獄の住人(猿を含む)の居場所がわかったのか?
といえば・・・

↑確かにコンビニ(コンビニの
わけがないが、コンビニに
見えなくもない建物)の
上の場所に猿がいるからワロタ。

彼は60年代からチベット僧と交流があり
メジャーになる前からすでに
チベットを題材に
したパフォーマンスをしていたのだった。

デイヴィッド・ボウイは
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」という曲も出しています。
(アップルミュージックでビデオも見ることができます)

登場人物の中で
クーパー(旧作で、瓶に石を投げて操作するシーンで
チベットについて皆にレクチャーしていた)
ジェフリーズ(ボウイ・実在のボウイがチベットに詳しい)だけが
密教を知っているので、
曼荼羅的なツインピークスの世界を俯瞰で見て
次元を往来できる存在という設定になっているのでは。

じゃあ、リンチ監督自身はどうなのか?といえば
彼はダライ・ラマの話を
インタビュー集(クリス・ロドリーの編集)でしています。

「ハリウッドの店でダライ・ラマに会った。
(中略)おかげでクーパーにも別の側面が生まれたんだ」

・・・とのことです。
=========================
ちなみに!ツインピークス内のフクロウ=宇宙人のネタですが
これもチベットの仏教が間接的に関係しています。

どういうことか?

と申しますと、まずはこちらをお読みください。



↑これらを読んでくれれば
わかると思うんですが
ツインピークス旧作で
巨人が出していたヒント
「フクロウはフクロウではない」
(なお赤い部屋ではUFOの影が出てくる)

・・・・・・このフクロウ=宇宙人の元ネタは
映画『コミュニオン』です。




が、実はツインピークスの考察において
もっと重要なのは、小説版のコミュニオンです。

小説版のコミュニオン、裏のテーマは
「アメリカ人と東洋思想(特に仏教)との出合い」なんです。

ツインピークス全体も
裏テーマが
チベットの仏教なので、ものすっごい遠回しに
「東洋思想との出合い」というヒントを出している巨人さんでした。
=========================
さて、新作ツインピークスの話に戻りまして

新作の第3話。

以上の前提を前知識として持って観ると

あのわけのわからない
宇宙のシーンがわかる!はず!

人間の魂を電気に換算するととてつもない電力なので、
裕木奈江はそれを分岐器で操作したからこそ
感電してビリビリ……でした。

ちなみに、第3話はなぜか
この「クマエさん解説」を読んでから
実際に「クマエさん」を観ると、
もっともっと
詳しく理解できるはず。

なぜクマエさんの世界観とツインピークスが
シンクロしているのか、これはさっぱりわかりませんが
↓ここを読めば第3話の理解が深まると思います!

クマエさん解説:
http://riekonaito.blogspot.jp/2013/04/blog-post.html


あと、新作のツインピークスを
図解を描いてみると



やっと理解できたのですが

この壮大なドラマシリーズツインピークス、
主役は多分クーパーじゃなくて「木」です。

クーパーが主人公だとみると

三人に分かれてるとか

ミスターCやダギーの「誰やねん感」

悩まされると思うのですが・・・

むしろ発想の転換をして

「木」が主人公であり、その木が

複数の次元を操っており、

その木が「描いている曼荼羅」
(旧作でチベットの仏教ってヒントが出てた)
(曼荼羅(マンダラ)とは何か?
『密教とマンダラ』によれば
「曼荼羅の基本構造=異次元ともいうべき聖なる境地を
 われわれの心と身体を総合止揚した
 いわばトータルの存在として感得すること」
『密教とマンダラ』という書籍については
この記事でどうぞ→)http://riekonaito.blogspot.jp/2015/01/blog-post_30.html


・・・として新作ツインピークスを

俯瞰で見ると

スッキリ理解ができます。

なお、

<曼荼羅の中のクーパーの理想の心の帝国が「ツインピークス」>

<その他の次元が「ミスターCの世界」や「ダギーの世界」などなど>

<劇場版は同じ曼荼羅の違う次元>

として、旧作・新作・劇場版の包括的な解釈も可能です。

ちなみに、先述の「ユングの思想」と
「曼荼羅」の関係性は
こちらのブログ記事でどうぞ!!
http://riekonaito.blogspot.jp/2014/05/blog-post_6629.html

つまりクーパーとは

主人公・木(旧作では赤い部屋にいた小柄な男、新作で木に進化)が

描いている立体曼荼羅を旅している「魂」だと思います。

リンチ監督の身体観が
もし推理通りに「ユング的なもの」だとすれば
魂は電気で表現されうる。

そこで、新作ツインピークスの
本質的なもののみを
追求するなら、
主役が<曼荼羅を描く木>
準主役が<曼荼羅世界を自在に転送されるクーパー(魂)=電気>という
極めて特殊なテレビドラマが本作であり、
クーパー(身体)
それらに振り回されている方の
役回りってことになる。

(ユングの身体観念:http://riekonaito.blogspot.jp/2013/02/blog-post_23.html


なお、参考として、立体曼荼羅というのは
このようなものです。

<参考資料:種智院大に展示されている立体曼荼羅>




逆に言えば!曼荼羅の存在を知らないと

ツインピークスの世界は

なんじゃこりゃ〜?という感じになってしまうような・・・。

(あのローラのハンドサインは、
 おそらく、↑このような立体曼荼羅を彩るホトケの意)


























じゃあ、リンチ監督ってなに?
瞑想でドラマ作っているから分析不可能なんじゃないの?

という意見もあるでしょうが、そうではありません。

あくまでも木(旧作では小柄な男=ジェラードの腕・通称マイク)が
中心にいて、その木が描いている曼荼羅、
そこで掌で転がされている男の魂・・・を瞑想で
「キャッチ」しているのが
リンチ監督(劇中ではゴードン)
ということになりましょう。

リンチ監督の言うところの「瞑想でおおきな魚を捕まえる」と
いうのは、瞑想で「木の幹」(多次元宇宙の根幹)
に近いところのイメージをキャッチ、
もしくは
彼の講演の言葉でいうところの「統一場」
(あのジグザグの床)まで
降りていくということなんでしょうな。

「統一場」?なんだそりゃと
思ったらこの講演をどうぞ



(以下の図は2012年に以下のブログ記事のために描いたものですhttp://riekonaito.blogspot.jp/2012/08/blog-post_16.html

































じゃあ、ここまできて、

「ツインピークスって町は一体なんなの?」という

新たな疑問が浮かんでくるかと思います。

そんな疑問もあっさり解決、できるんです!!

8月22日の滝本誠さん監修の
「ツインピークス読本」に
「ツイン・ピークスとはどんな町か」という
コラムを寄稿させていただきました。

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続編:問題の新作第8話を理解するチャレンジ
はこちらになります↓↓↓
http://riekonaito.blogspot.jp/2017/09/blog-post_10.html


こちらの解説も併せてどうぞ〜↓

アクセス数ナンバー1・宇宙一わかりやすい解説
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/08/blog-post_16.html

銀河系一マニアックな裏読み〜TPの中のネイティブ・アメリカンについて〜
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/06/blog-post_16.html

裏読み講座〜丸太おばさんなど〜
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/06/ben.html

書籍で読み解くシリーズその1<シークレット・ドクトリン>
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/08/blog-post_10.html

書籍で読み解くシリーズその2<荒地>
(以下のリンクは隔週刊ツイン・ピークスの宣伝を含みます)
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/08/blog-post_88.html

小ネタ講座
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/08/blog-post_15.html

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