2017年9月10日日曜日

あの!わけのわからない!新作ツインピークス第8話がだいたいわかるようになるページ(少なくとも悪クーパーモミモミの元ネタはわかる)

最近、こんなお悩みはございませんか?

新作ツイン・ピークスの第8話が
わけがわからないとか、
新作ツイン・ピークスの第8話が
わけがわからないとか、
新作ツイン・ピークスの第8話が
わけがわからないとか・・・。

ある意味、伝説になっている第8話。

なお、概要は公式の日本語のブログに載っています↓

http://twinpeaks.jp/studies/ep8/


そんなアナタに朗報です!

新作ツインピークス第8話、
「なんとなくわかる」まで
持っていけるように
内藤仙人が、頑張ります。

(注:以下はあくまでも個人的解釈です

そこで、まずは8話を「だいたい理解」するための
簡単3ステップを紹介します。

別途、必要な物品もございますが(曼荼羅とか)
それは各自でご用意ください。



8話を理解するための簡単3ステップその1
ジャン・コクトーの作品を観ます!

観るべき作品は以下の3作品です。

1作目:『詩人の血』


↑新作ツインピークスを理解するために必要なアイテムは特にこれ!

実はもう新作第2話でわかりやすい
ヒントが出てる!!

あの「木」がヴィーナスに変身して
「非存在!」と叫び、
ジグザグが割れて、
クーパー(ロッジに閉じ込められていた善いクーパーさんの方)
が異次元のガラスの箱に転送されるシーン
覚えていますか?



あのシーンの引用元は、
おそらく、ジャン・コクトーの
初期カルト映画「詩人の血」です。

以下は「詩人の血」のシーンを
切り取ったものです。

「詩人の血」において
パラレルワールドに主人公を導くヴィーナス・・・
のコスプレをした人が出てきます。


ちょっと欽ちゃんの仮装大賞っぽいかな

この後、詩人の血の主人公は鏡の中に飛び込みます。
(鏡は溶けて水になる)
その後の主人公の「動き」とか
「コマ送りみたいになっている処理」とかが
あの新作第二話の「転送されたクーパーさんの姿」と
かなりカブってます。
(というか、多分、意図的なヒントと思われる)






















そして、映画『詩人の血』において
主人公が飛び込んだ先にあるのは
多元世界の扉が並んでいるホテルでした。
(クーパーさんの場合はガラスの箱)

ちなみに、『詩人の血』に転送先として
出てくる「ホテル=多元宇宙の入り口」
のジャンコクトーの世界観は
リンチ監督の『インランドエンパイア』の方で
引用されているので
そちらも観てください。



ここまで来て、『詩人の血』の話に戻りますが、
多元宇宙の一つ一つにナンバリングしてあるという
マメなことをジャン・コクトーはしています。

↑このナンバリングのフォントを見てください。

新作ツインピークスの第3話で
「コンセントで多元宇宙に出発」のシーンに
出て来たナンバリングのフォントに
似てますし、
そもそも「多元宇宙にナンバリングする
変態的な発想」、多分これが元ネタです。


そして次に観るべき映画は
ジャンコクトーの『オルフェ』(ラジオネタが出て来ます)

3本目はこれまたジャンコクトーの『オルフェの遺言』を観てください。
(地球は、そもそも詩人の住む場所じゃないんです的なラストが
印象的です)

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8話を理解するための簡単3ステップその2

さて、ここまで来て、
以上のジャン・コクトーの3作品を観ても、
またもや何がなんだかわかんないと思うので、
ここで、内藤仙人が
数年前に書いた映画解説をお読みください!

その記録:http://riekonaito.blogspot.jp/2015/10/blog-post_5.html

その一部を以下に切り取って、貼ります。




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このブログ記事では
コラムの画像をチラ見せさせていただきましたが
もし、このコラムに興味をお持ちになってくださり、
全文読みたい!というお方が
いらっしゃいましたら、
以下の連絡先にお問い合わせいただければ、と思います↓
中外日報の問い合わせ先:http://www.chugainippoh.co.jp/annai/koudoku.html
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ここまでくると、新作ツインピークス第8話の
謎要素「ラジオ」「馬」「核」までが
見えてくると思います。
(ちなみに、少女と羽虫も『詩人の血』に出てくる)


ジャン・コクトーが「自身の遺言」として制作したと思われる
『オルフェの遺言』はフランスの核実験の年に制作されている。
(新作ツインピークスだとアメリカの核実験が描かれる)

で、ジャン・コクトーが映画『オルフェの遺言』で出した結論は
「こんな地球は俺のいる場所じゃねぇズラ」ってことでした。

それを前提に新作ツインピークス第8話を見よう。
ジャン・コクトーがズラかった地球を
スクリーンで見ているのが
新作ツインピークス8話の
巨人と「ぽっちゃり気まぐれ貴族」のお二人
(あの二人が存在するあっち側の部屋は
 時間を超えた世界)

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で、またもや『詩人の血』の話に戻るんだけど、
あのツインピークス新作8話の
「気まぐれ貴族の世界」は
コクトーの映画『詩人の血』の第4章に既に出てきます。

↓これが『詩人の血』に出てくる
「気まぐれ貴族」の住む世界

『詩人の血』では
この「貴族の世界」が
少年の死と、それを迎えにくる
「ウッズマン=あのナスDみたいな存在
(なんと『詩人の血』では羽虫のコスプレしている)」
と、重なります。
ほんとに、文字通りに、二つの世界が重なるのです。

実は、ツインピークスよりも
わけわかんないのが『詩人の血』の第4章であります。
(ジャン・コクトーが真性の天才かつ変態で、
 リンチ監督はコクトーをリスペクトしつつ
 技術とイマジネーションの広がりによって
 新作8話で!ついに!
 コクトーの変態性&
 オリジナリティを超えた芸術家だと思われる)

えーと、これらも
言葉では説明できないので、画面写真を出します。

↓これが映画『詩人の血』の問題のシーン

↓新作第8話で「悪クーパーさんが瀕死でモミモミされていた」
元ネタは多分このモミモミです。
(意味はわかりませんW
 詳細は、あの世のジャンコクトーに聞いてくださいW)











で、この映画(詩人の血)の元ネタを掘り下げると
ジャンコクトーの小説の方なので(コクトーは映画監督兼小説家)
小説も気になる人は読んだらいいと思います。

で、さらにその小説を掘り下げると
ジャンコクトー(実在)が思春期に出会った
不良少年(実在)とか、ダークな青春時代とか
そこらへんの文学研究になってしまい
その先の因果を追求していくと
もはや創世記まで行きそうなので
今日はここら辺にしといたろか〜的な感じで・・・
話は変わります。
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8話を理解するための簡単3ステップその3

で、ここまで来て
「核」を出してくる意味はわかったけど
あの光と音の世界を延々と描いているのは何か?
ここでキューブリックの引用ってことで
ケリをつけたい気持ちもわかる。

わかるけれども
・・・そこでキューブリックの世界
の引用ってのも広義では
間違いじゃないと思うけど、
そんなに一筋縄ではいかないのが
リンチ監督の面白さなんだ。
(「ひっかけ問題」とか好きそうだし)

じゃあ、あの偏執的な光と音の世界は
なんなんだ?

そこで、密教の金剛界曼荼羅
金剛界曼荼羅の解説が載っている
松長有慶猊下の著作『いのち つながる』
(高野山開創1200年記念出版)
が、新作ツインピークス第8話
を理解するためにも
大いに参考になるんじゃないかと思います!

というか、そもそも旧作では、
クーパー捜査官が
「チベット仏教」「仏典の話」とか
ヒント出しまくっていたじゃんかよ〜

チベットの仏教:http://riekonaito.blogspot.jp/2014/03/blog-post_12.html

ゆえに曼荼羅の世界が
ツインピークスの題材になっていることは
この流れからいくと自然なんだな

もう一度、WOWOWオンデマンドで旧作全部を
確認しておくれ

そして立体曼荼羅とツインピークスの
関係をこのリンクで復習してください↓
http://riekonaito.blogspot.jp/2017/08/blog-post_20.html


ちなみに、上記リンクの補足ですが
もともとの曼荼羅は立体で、それを
金剛界・胎蔵界に整理したのは
恵果だったと思う。
さらに、それを日本に持ち帰ったのが空海です。
↑こちらの書籍
松長有慶先生の講演録『いのちつながる』
の42ページに
このような(以下)の文言(金剛界曼荼羅の解説)があります。

松長先生による金剛界曼荼羅の解説↓
「左下の微細会は、光や音のシンボルです。
 また中央の右側の供養会は、ものごとの活動を
 象徴した部分です。これらは時間と空間を
 超越した光や、音、さらに
 活動の世界を表現しようとしています。
 ですから密教の曼荼羅は、私たちを
 取り囲む自然界全体、
 この宇宙全体をどうとらえるかが
 主題であって、本来は二次元の絵画ではなく、
 次元を超えた形で表現したほうがいいのです

では、↑この10行を映像化してみましょう!!と
いうことになると
・・・あの新作ツインピークス第8話の世界に
なるわけですよ。

新作ツインピークスは、
胎蔵界曼荼羅(ダギーさんのドタバタを含む世界)
金剛界曼荼羅の世界(金剛界曼荼羅は宇宙の「理」を表現しています。
すなわち第8話のアートな世界)
両方描いているので
「なんじゃこりゃ」となってしまいますが・・・
「さーて、今回はどっちの曼荼羅かな」という視点で見ると
割とすんなり繋がります。

金剛界すなわち宇宙の理(システム)の方に巨人が存在し、
巨人はスクリーンに映された映画のような
胎蔵界曼荼羅(わちゃわちゃした世界)
眺め、時には干渉したりしています。
あそこらへんの視点の切り替えは
二つの曼荼羅(金剛界と胎蔵界)↓を知っていると
少なくとも「ついていけへん・・・」の
状態からは脱するはず。

↓右上が胎蔵界曼荼羅で、左上が金剛界曼荼羅です














新作第8話で巨人と一緒にいた
「ぽっちゃり気まぐれ貴族」も
造形的・装飾的に曼荼羅の中の「如来」っぽい。
もし「アメリカ横断 如来っぽい人コンテスト」みたいなものが
あったら、そこで「優勝できそうな容姿の人」を
意図的に選んでいると思われる。


なお、新作ツインピークスの
現実の世界の「わちゃわちゃした世界」ですが・・・・・
(ダギーとか悪クーパーさんとかの世界)
あれは、チベット寺院の
この絵をベースにしていると思う↓

https://www.flickr.com/photos/hisak71/4852145930/


そもそも、旧作から新作にかけて
ブラックロッジとか
鳥とか猿とか牛とか、
もう何なんだ!とか頭がわちゃわちゃすると思いますが
思いますが、
↑このチベット寺院(ティクセ寺)の絵で大体わかります。

注:なお、この絵の仏教的な解説をお知りになりたい方は
松長有慶著『秘密の庫を開く』の107ページをお読みください
に戻しまして
・・・この絵を見ますと、「猿」が
輪廻の輪と輪の外の
境界線にいます。

ツインピークスの劇場版で、
コンビニの上(ジェフリーズが指摘していた場所)
にいたメンバーの中に
白い仮面をかぶった子供がいましたが、
その子供が2回目に仮面を外すと猿の顔だったことを
覚えていますか?

つまり、次元の裂け目に
「猿」がいること、ここが
ツインピークスの設定とシンクロしています。

そればかりか他にも様々な要素がシンクロしています。
絵を見ると、
(TPのオープニングの鳥:ブルーベルベットでは
邪悪な存在を駆逐していましたが、チベット寺院の絵も
それを描いています)」も中央にいます。
なにより輪の内部の境目が、
「赤いカーテン」だし。

輪の左上のあたりの
「のどかな村っぽいの(六道輪廻の天)」が
ツインピークスだったりして。

なぜそんなこと言えるのか?
といえば、この絵(チベットのティクセ寺の六道輪廻図)
をよーーく見ると
なんとあの「看板の二つの山」が
輪の中央上あたり・天国っぽいところに
存在する。
(手前がツインピークスへの入り口の道&看板、
 後方にある山がリアルの山っぽいW)

ツインピークスの看板↓

↓このツインピークスでおなじみの「看板の山」が
思いっきり描いてある(輪の中央上あたりに存在)
チベット寺院の絵は・・・
(ティクセ寺の六道輪廻図)
この絵↓(新作ツインピークスの宇宙地図・
内藤さんが頑張って手描きで描いた)と
見比べても構造が似ております。
クーパーさんの魂がこのような六道輪廻の
世界を「くるくる、わちゃわちゃしている」
ということなんでしょう。

これらを総合的に考えても、
ツインピークスはhttps://www.flickr.com/photos/hisak71/4852145930/⇦この絵の
輪の上の方の「天、つまり天国みたいなところ」の
小宇宙の名称なんでしょうな。

ちなみに、旧作でヒント頻発してたよ。
クーパーが旧作第11話でツインピークスの街の感想を判事に聞かれて
「天国です」って、思いっきりネタバレしているシーンがあります。

そして、ブラックロッジはこの絵の輪の下の方なんでしょう。
https://www.flickr.com/photos/hisak71/4852145930/
(新作第8話の「黒いチカチカ」
 この六道輪廻の輪の下の方を「頑張って動画にした感」がある)

で、これらを前提にして考えると、
何かとよく出てくる金の玉=金剛界曼荼羅の「金剛」
(ダイヤモンドのように硬い悟り、硬い金属に喩えられる)のこと?
==========================
それから、第8話で
トラウマのように頭に残る
ウッズマン(火を貸してくれ男)の
「飲んで中に降りろ馬は白目だ これは水は これは井戸だ」
ですが・・・・・・・

これも密教で解けます。

詳しくはここのリンク:http://riekonaito.blogspot.jp/2015/01/blog-post_24.html

まずは「馬」と「水」について。

上記リンクで馬頭観音(馬頭明王)について
真言宗のお坊さん(藤本師)が
以下のように説明してくださっています。


藤本師:「馬が水を飲み干し様に、

煩悩を吸い尽くすために

(筆者注:ヒンズー教のヴィシュヌの化身が)

仏教(密教)に取り入れられました。

日本での展開は、類似性とこじつけです

胎蔵曼荼羅の持明院って所に

描かれていて、馬頭明王とも言われています。

平安初期は、現世利益より修行者の瞑想の

手立てに、多くの尊格が登場します」

つまり、悟りに至る(六道から脱する)には、
馬が水を飲み干す必要があって、
ウッズマンはそれをラジオ放送で伝えているわけです。

「井戸」も密教で解けたよ!

こちらの本をお読みください。

この本の207ページ

「井心」の項目にこうあります。
「井戸の心とは、深くないものを深いと思う心である。
 (中略・詳しくは本書をお読みください)
 それと同じくこの心は、それほど深い理解でなくても
 深いと思うようなに親しみ近くことである」

詳細は『大日経 住心品講讃』を読もう!

「法(ダルマ)」について
ツインピークス新作4話で
スコットピルグリム役のあの人が
アンディの息子として、旅から帰還し
唐突に「法(ダルマ)」について語ってましたよね!
あのシーンも「一体何の意味が?」って感じでしたが
多分「ヒント出し」だと思われます。

ちなみにスコットピルグリムの俳優
(アンディの息子として出演)さん、この人ね
=======================
リンチ監督って
ツインピークスに限らず、
頭の中の基本構造が
立体曼荼羅なんだと思う。

インランドエンパイアって
超訳すると↓だもんね
(以下は種智院大に置いてある立体曼荼羅の説明書きです)
*今回のまとめ*

ツインピークスをまとめると多分こうだ↓↓↓

チベット寺院の絵➕金剛界曼荼羅➕
➕ジャンコクトーの世界➕アメリカ文学の小ネタ
➕様々な絵画
➕リンチ監督の才能(これが一番大きな要素)
=ツインピークスの世界
=============================
おまけその1

以下は、第8話じゃなくて、第5話の謎について。

5話の悪クーパーの決め台詞
「牛が月を飛び越えた=マザーグースの引用」って解釈は
ミスリードだと思われる。

私は、あれも、またもや
「仏教」で解釈した方が正解だと思う。

仏教における「牛」と「月」の関係はここでわかるよ
十牛図:http://riekonaito.blogspot.jp/2014/07/blog-post_2364.html

月:http://riekonaito.blogspot.jp/2013/07/14.html

↑この牛&月の解釈を前提にすると
悪クーパーが☎︎電話をピポパ⚡️した
謎のシーンは

牛(悪クーパーの心)が
月(悪クーパーの生きている宇宙)を
超越して、「他の宇宙」に影響を及ぼした

・・・と読めます。

で、やはり他の宇宙に影響を及ぼす手段は⚡️電気なんだ。

なぜ電気なのか?は
こちらをご参照ください
新作の構造:http://riekonaito.blogspot.jp/2017/08/blog-post_20.html

==========================
おまけその2:
解説<番外編>「ツイン・ピークスの謎を解こうと
頑張っていたら、killer7の理解も深まったよ

ツイン・ピークスから
話は飛ぶけれども、須田ゲー信者なら
須田51氏が気合の入ったピーカーだってことは
皆ご存知のはず。

須田51氏の
代表作「killer7」も、
副読本読むと、
クン・ランが
チベット出身なんだよね。

↓これが噂の副読本

この副読本、重要なことが
全然重要じゃないように書かれていたりして
そこが面白いんだけど・・・

この副読本でさりげなく書かれていて
思わずコーヒー吹いたのが

ゲームの劇中で
シナリオライターをやっている
ラブ・ウィルコックスさん(16歳)の
副読本の項目を見ると・・・・・・

ラブ・ウィルコックス16歳と
いかつい感じのガルシアン(主人公)が
「イコール」になっているんです。

ラブ・ウィルコックス=ガルシアン?

なんじゃそりゃ!って思うんですが、
これ、もう一歩
踏み込んで考えよう。

ラブ・ウィルコックス(16歳)って、
killer7の中では「外伝的なエピソード(「分身」の章)」に
一瞬だけ出てくる謎の存在なんだけど、
ゲーム内のセリフによれば
ガルシアンの行動は「彼女が書いた脚本通り」で
彼女の脚本は、「現実に繋がる力」を
持っているらしい。


つまりメタ構造になっていて、彼女が脚本家兼演者なのよ。
(ツインピークスでいうところのゴードン役がラブ・ウィルコックス)

で、「チベット」と「メタ構造」というキーワードを
併せて読むと、やっぱり
↓この絵図が見えてくるんだよね・・・

https://www.flickr.com/photos/hisak71/4852145930/

↑そもそも、この六道輪廻の絵は
「欲界」を描いたものであって
(他には「色界」と「無色界」があります)
ガルシアンが「欲界」の内部での
長い旅路の果てに
見つけたものは「真実」でした。
真実っていうのは何かっていうと
「あー、俺、欲界ぐるぐるしてただけだった」って
ことだと思う。

そして、真実をもっと追求していくと
ガルシアンっていう自己認識すら幻で、
彼はエミールだったというオチ。

で、そのガルシアンの自分探しの旅の「脚本」を
メタレベルで書いていたのが
ラブ・ウィルコックス。

ガルシアンがエミール(本当の自分)と出逢う
killer7のラストシーン、覚えている?









なんでエミールは三つ目なんだろう?と
ずっと気になっていたんだけど
たぶん、この絵の輪の外側の存在↓に気がついたってことなんだ。
https://www.flickr.com/photos/hisak71/4852145930/

世界の構造に気がついた
ガルシアンの「気づき」が
ラストなんだよね。

で、さらにスタッフロールの最後の最後でなぜか
登場し、「おいしいところ」を全て持っていく
ラブ・ウィルコックス。 

↓モノクロで最後に再登場します

彼女、はこの絵https://www.flickr.com/photos/hisak71/4852145930/
でいうところの
輪の外の右にいる存在(仏様の姿)に近いと思う。

この絵の「六道の輪(色界)」の内部が
killer7の世界で、
それを描いていたシナリオライター(仏様)が
ラブ・ウィルコックス。

killer7という
ゲームを制作したクリエイターは須田51氏だけど
そのゲームを制作するという縁を
紡いだのは外側にいる超越した存在だから
その象徴であるラブ・ウィルコックスの顔を
スタッフロールの最後の最後に置いたんだW
なんて小粋なことをするんだろう・・・
さすが神ゲー(仏ゲー)

あと、killer7の特殊な身体観(多層人格)も、
新作ツインピークスに
重なるところがあると思う。
(身体と心がたまたまシンクロニシティでつながっているという
 ユング的な考え方を採用している
 http://riekonaito.blogspot.jp/2017/08/blog-post_20.html

killer7に描かれている「身体」ってわざと
「粒の集合体」で崩れたり切り替わったりする。
あれは「身体はたまたまその形になっている」という表現に
なっていて仏教的な芸術だと思われます。

あと、killer7で画面の切り替えに
「青いザラザラ画面」を使っているのは、
モロにツインピークスの「ネタ」だと思われます。

というわけで、ツインピークスを掘り下げていたら
ピーカーのゲームクリエイター須田51氏が制作した
killer7の謎も解けてきた、という報告を終わります。
=============================
おまけその3:こちらの解説もどうぞ!↓

第11話からの解説
http://riekonaito.blogspot.jp/2017/11/blog-post.html

TP新作の構造:http://riekonaito.blogspot.jp/2017/08/blog-post_20.html

緑の手袋を深読み:http://riekonaito.blogspot.jp/2017/11/blog-post_14.html

手袋の深読みからのウルトラCで作品全体(モニカベルッチの登場の謎も)
が理解できる頁
http://riekonaito.blogspot.jp/2017/11/blog-post_15.html

旧作と新作のつなぎ目がわかるページは以下
http://riekonaito.blogspot.jp/2017/11/bttf.html

アクセス数ナンバー1・宇宙一わかりやすい解説
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/08/blog-post_16.html

銀河系一マニアックな裏読み〜TPの中のネイティブ・アメリカンについて〜
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/06/blog-post_16.html

裏読み講座〜丸太おばさんなど〜
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/06/ben.html

書籍で読み解くシリーズその1<シークレット・ドクトリン>
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/08/blog-post_10.html

書籍で読み解くシリーズその2<荒地>
(以下のリンクは隔週刊ツイン・ピークスの宣伝を含みます)
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/08/blog-post_88.html

小ネタ講座
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/08/blog-post_15.html

裏読み外伝小説
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/08/blog-post_13.html

13話・14話解説
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/08/1314.html

裏解説
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/08/blog-post_19.html

うま解説
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/10/blog-post_5.html

フクロウ解説
http://riekonaito.blogspot.jp/2015/09/ufo-httpriekonaito.html